設備紹介

収集してきたし尿や浄化槽汚泥等から、石や砂、さらには紙・布・ビニールなどを細かく切断して、取り除く工程です。

受入室

し尿と浄化槽汚泥等は、それぞれの受入口に投入します。収集車の出入時は、二重の自動ドアと臭気収集ダクトにて強制吸引していますから、室内臭気が外に漏れることはありません。

受入監視室

搬入されたし尿・浄化槽汚泥等は、トラックスケールで計量され、数量などは自動的に記録・集計されます。監視室で搬入量などチェックしています。

ドラムスクリーン
スクリュープレス

し尿などに混じっている布・紙・ビニールなどは破砕機で細かく切断し、ドラムスクリーンとスクリュープレスで分離・脱水します。

曝気ブロワー

微生物が活発に繁殖できるよう、汚水中に空気を送り込みます。

槽上部室

槽上部室とは、各処理槽の上部を総じて言います。施設は、槽の上に、いろいろな設備を設置した設計になっています。

地下ポンプ室

各種ポンプ類が設置してあります。

膜分離装置

生物処理によりBOD（有機物）と窒素化合物を除去した後に膜分離設備により個液分離を行い後段の高度処理にSS分を除去した処理水を送ります。

活性炭吸着塔

膜処理水に残るCOD・色度成分を除去します。

放流監視槽

天竜川に放流する処理水を、見た目にも良いか最終確認します。見学者の方などにも放流水の状態を見てもらえるようになっています。臭気は場外はもちろん場内にも拡散しないように、その発生個所からファンで強制的に吸引します。集めた臭気は、それぞれの成分に応じた効率のよい方法で脱臭処理します。

水質試験室

各工程の水質検査を行い、適正に処理されているかチェックしています。
ＢＯＤ・ＣＯＤ・窒素・リンなど十数項目、検査しています。

高性能前脱水機

搬入されたし尿および浄化槽汚泥を除渣後に濃縮スクリーンで濃縮後、前脱水機で脱水します。前脱水を行うことで後段の主処理工程の負荷を軽減し安定を図ることができます。前脱水設備では高性能脱水機により含水率を70％以下に脱水し減量化した脱水汚泥を場外処分します。

臭気は場外はもちろん場内にも拡散しないように、その発生個所からファンで強制的に吸引します。集めた臭気は、それぞれの成分に応じた効率のよい方法で脱臭処理します。

酸・アルカリ洗浄塔

脱窒素槽・硝化槽などの臭気は、酸・アルカリ・次亜塩素酸ソーダで処理します。

中濃度活性炭吸着塔

酸・アルカリ洗浄塔で処理された臭気を、さらに活性炭で吸着脱臭処理をおこないます。

低濃度活性炭吸着塔

受入室などの低濃度臭気は活性炭による吸着脱臭処理をおこないます。

薬注設備

脱臭処理には、塩酸、苛性ソーダ、次亜塩素酸ソーダを使用します。PH計などで自動制御し薬品注入しています。

アルカリ触媒洗浄塔

し尿等から発生する高濃度臭気を脱臭し中濃度脱臭設備へ送ります。高濃度脱臭設備は活性炭触媒を用いて高濃度臭気を効率的に脱臭することができます。